劇団うりんこが今年の夏、岐阜で芝居をするそうです
うりんこの芝居は 私小学生のときに学校で見ていたく感動し
今現在芝居をしてる私がある元なので今からかなり楽しみなのだ
で本日 その劇団うりんこ主催の勉強会にちょっと参加させてもらった
「従軍看護婦」さんの話を聞くというもの
岐阜出身の方で現在86歳
先の大戦中 10代終わりから20代半ばにかけて
ビルマの戦線で看護婦をされていたそうです
まさに死と隣り合わせの毎日な話
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一番印象に残ったこと
「そのとき自分を支えたものはなんだったのですか
お母さんとか岐阜の景色とかそういうものですか」
と普通の現代人が期待する感情論的質問に対し
「精神力と教育です」
という全く理性的な答え
質問の意味がわからないような顔をされていたのが
戦前教育を受けてる人は違うと思った
例えば 昔私も一ヶ月休みナシで夜中すぎまで働いてたことがあって
そのときは当然感情じゃなくて でも精神論も義務感も通り越して
なんだか全てがマヒしていたような感覚だったような気がするのだ
つまりそういうことなんじゃないのかなとちょっと思った
比べることが失礼だったらごめんなさい
だから憲法のストッパーってかなり大事なことなのかも
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この方は 日本に戻る船の中から
親子が舟に乗って漁をしているのを見
菜の花が本当にきれいで 平和ってすばらしいと思ったそうだ
話しながらこの情景を思い出されているらしく言葉がつまっていた
けして泣きながらではなく
泣くことを抑えるために言葉が出てこない状態で話をしていたあたり
必要だった精神力の強さを少しだろうけど想像でき 聞きながら泣けた